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マッサージベッドを長年ご愛用いただいているお客様から2010年頃より今まで、とても増えているご質問についての原因と、その対処方法をご案内させていただきます。

ご質問は、マッサージベッドのマットの張地の合皮(人工合成皮革、ビニールレザー、布)の劣化についてです。
マッサージベッドやマッサージテーブルアクセサリー類の生地は、なぜ、劣化してボロボロ、ポロポロとなってしまうんですか?

ポリウレタン(PU)をマット表面のビニール素材に使用されたマッサージテーブルのマット表面のフェイスレザーは経年劣化をすると、すぐ下の3枚の写真のようになります。
1枚目は2010年にアメリカのアースライト社製造のアースライトのスピリット・クレセントフェイスホール付
2枚目は2006年に中国のアースライト社の中国工場製造のインナーストレンクスのE2
3枚目は2013年に中国のメーカーによって製造されたフォンタナブランドのクアトロというベッドのマットの経年劣化したもの
4枚目は2014年製造のアメリカのアースライト社の工場で組み立てられたNewスピリットです

下の写真は、2006年ぐらいからアースライト社製の折畳み式のポータブル マッサージベッドのスピリット、アバロン、折りたたみ式ではないステーショナリータイプのセドナやカリストがなどのマットの材料のビニールレザーとして使用されている合皮(人工合成皮革)のNatural Softとメーカーによって呼ばれているPU(ポリウレタン)ビニールレザーの見本です。

写真のように経年劣化で、表面のウレタンコーティング部分が、ベトベトとべとつくような手触りになったり、ひび割れたり、ぼろぼろに剥がれ落ちたりしてしまうことがあります。

合皮のビニールレザーのうち、特に水気・湿気に弱いポリウレタン(PU: Polyurethane)製のビニールレザーで主に中国や台湾で製造されている一般的に低価格の普及品は次のような理由で早く劣化します。

この劣化現象は、加水分解(ハイドロリシス 英語:Hydororysis)と呼ばれており、マッサージベッドに限らず、同じポリウレタン製のスニーカー、洋服、バッグなどの製品でも起こる現象です。

マッサージベッドの張地の合皮のビニールレザーのお手入れについてのご注意は、当社のブログにも以前よりご案内(参照:マッサージベッドのお手入れ)させていただいておりますが、

大切にマッサージベッドなどをお使いのセラピストのお客様が、きちんと気遣いを持ちマッサージベッドの使用後に汚れを拭いて、その後きちんと乾拭きをしていても、空気中の湿気により最終的には劣化は必ず発生します。

本来であれば、セラピスト向けの商品を販売するお店が、販売する品物に使用されている材料のビニールレザー生地の加水分解に対する耐久性(ジャングル試験という耐久性テスト)の結果をきちんとお客様に明示、説明して販売すべきですが、

現在のインターネット販売を中心とした、ただ安ければよい! という風潮の中では、残念ながら、ビニールレザーの耐久性の説明・明示がされないで販売されていないのが実情です。

販売している会社の規模が上場企業であったり、よく知られたインターネットショッピングモール通販サイトで売られているものであっても、加水分解に対する耐久性が2年ほどの廉価品のビニールレザーを根拠や理由もなく ”最高級PUレザー” などと説明が付けられて販売されているのが実情です。

マッサージベッド同じように、一般の寝具のベッドやソファ家具などにもビニールレザーは多く使われていますが、お値〇〇以上!のテレビCMで有名な家具やさんでさえ、加水分解に対する耐久性の明示なく品物が販売されている実情は、ただただ悲しいばかりです。

ビニールレザーの劣化の進行を少しでも遅らせる予防策としては・・・・

  • ご使用の際は、汗やオイルなどが付着、浸透しないようにマッサージベッド用のフィットシーツや大判のタオル、紙シーツをかけてのご使用する
  • 可能な限り湿気の少ない場所で使用・保管する。使用する場所の換気を定期的にする

必要があります。

ビニールレザーが劣化してしまい、品物を捨てるか、張替え修理して使用を続けるか、新品に買い換える場合は・・・・

  • 張替えが可能なグレードのものであれば張替えて新品と同じように再使用する
  • 古いものを粗大ごみで捨てて、新品に買い換えるしかありませんが、

新品に買い換える場合は、マッサージベッドに使われている材料の耐久性を含め製品の本当の品質と耐久性をきちんと説明しているお店で、納得のいくものを購入する。

マットのビニールレザーの生地の張替えをして使い続けたいとお考えの場合は、マッサージベッドの構造や製品特性を熟知した専門の業者に張替えを依頼されるのがよろしいかと思います。

みなさんのお住まいのお近くの椅子の張替業者さんでマッサージベッドの張替をしてくれるところもあるかもしれませんが、椅子の張替とマッサージベッドの張替は、張地の張り方向、張り加減、ステープルの打ち方などが異なりますので、製品の特長や特製を理解の上、張替を頼む業者さんを吟味する必要が出てきます。
また、あまり低価格の張替業者さんに依頼すると修理結果の仕上がりが期待通りではなく、がっかりする場合も多くありますので、ご注意いただければと思います。

マッサージベッド、マッサージテーブルアクセサリーなどについての気になる事、ご相談、ご質問等ございましたら、お気軽にラベンダーヒルまでお電話でお問い合わせくださいませ。