アースライト社製マッサージベッドNEWスピリットのマット張替・修理事例(3)より長持ちの日本製PUで張替のケース

2014年9月

長野県で、アロマセラピーと整体の個人サロンを営むM様よりのご依頼で、
アースライト社がマットの素材で使用しているNS(ナチュラルソフトレザー)PUよりもより耐加水分解性能の高い、日本製の非塩ビ(PU)ビニールレザーを使用しての張替修理をいたしました。

本日、明日の到着になるよう宅配便で発送させていただきました。
新品の様に生まれ変わった相棒のスピリットを楽しみにお待ちください!

【張替・修理前のベッドの様子】

アースライト社製のNewスピリットのマット表面に発生したビニール部分の剥離現象がかなり進行している様子です。
マット表面のビニールレザーの色は、アースライト社製マッサージテーブルの色の中では、日本では1番人気のバニラクリーム色です。

張替のご依頼のご相談を受けた時にeメールに添付でお送りいただきました画像です。

マットの張替前のスピリットの全体像です。
残念ながらマットのほぼ全面に加水分解で劣化したPUビニールの状況です。
お客様よりメールでお送りいただきました画像その2です。
(張り替えるとこんな状況が、見違えるほどになります。 張替後の画像を乞うご期待!)

 

【張替修理完了後のアースライト社製Newスピリット】

折り畳みのマッサージベッドの中で、一番最初に劣化するハンドル部分もご覧の通りに新品です。
日本製のビニール生地(張地)を丁寧に重ね合わせて、張替用の合皮を縫製できる専門の工業用ミシンで縫ったハンドルです。

PUレザーの色は、バニラクリーム色とほぼ同色のものを使用して張替となりました。

折り畳み時に締めておくラッチ金具は、修理前からついていたものをそのまま再利用します。

張替とは関係ありませんが、M様のNewスピリットは、2005年に角が四角かった以前のスピリットから角丸のNewスピリットにモデルチェンジした最初のデザインモデルです。 今は、アースライト社で製造されていないマット中央がくぼんでいるデザイン、昔使用されていた、レイキプレートのデザインです。
懐かしいデザインのレイキプレートです。

張替後のNewスピリットの全体像です。

アースライトユーザーのM様に10年近くご利用いただきましたスピリットですが、マットの中身のウレタンフォームにほ、ほとんどへたりはありません。 さすがアースライト社のフラッグシップモデルのスピリットのPro-Plush Foamです。

この先更に10年は、M様の施術のパートナーとしてお使いいただけそうです。

・耐久性のより高い日本製のビニールレザー(注1) で張り替えたため、アースライト社で縫製して送ってもらう生地での張替より割高にはなりますが、今後5年~7年以上はより長く使用できるビニールレザーPUですので、経済的にはよりお得な張替になったと思います。

注1: 今回M様のスピリットの張替に使用した張替素材のPUビニールの耐加水分解性能はジャングルテストの結果10週間(=通常の室内環境で約10年)というグレードの日本製のビニールレザー生地を使用しました。

耐加水分解テスト(ジャングルテスト)の試験結果の値は、その耐久性を保証するものではありません。
マッサージベッドを使用する場所の湿気、湿度の過多、使用頻度などにより大きく左右されます。

張替後にマッサージベッド製品をご使用する際には、必ずシーツやタオルを掛けて使用するなどし、できれば2重3重にカバリングして、人の汗やマッサージオイルなどの水分を可能な限り防ぐようしてお使い下さい。

使用後に水拭きしたり、エタノールでアルコール消毒するなど決して行わないようしてください。
万一、マット表面のビニールが汚れた場合は、中性洗剤をお湯で薄めたものを柔らかめのタオルやティッシュなどに含ませ優しくふき取り、その後、必ず湿気を完全にふき取るよう、乾いた柔らかめのタオルなどを使って乾拭きしてください。

保管する際には、押入れやクローゼットの中などに長期間置くことはせず、湿気の少ない場所でするようにして下さい。

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