♪自分でできる!マッサージベッド張替え♪④【ステープル抜き・補修編】

♪自分でできる!マッサージベッド張替え♪③【レザー剥がし編】の続きです。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この作業、とても地道です。
ラベンダーヒルのスタッフは皆、無心になって行っています。笑

さて、次はステープル抜きです。
この作業は力を入れながら手首を返したり捻ったりしますので、くれぐれも腱鞘炎にならないようにお気をつけください。
(経験者は語る…)
やるときは、軍手をして行うのがお勧めです!
社長は素手でやっていますが、特に女性のセラピストさんなどの場合は腱鞘炎に本当に気を付けてくださいね。

マイナスドライバーやニッパーなどでもできますが、楽に抜くにはステープル抜きがお勧めです。

ステープル抜きとはこのような物です。

ステープル抜きでステープルの針を起こして、ペンチで抜いていきます。

お掃除はこまめに行いましょう。落ちたステープルの針で新しいレザーに穴が…なんてことがないように。
ラベンダーヒルでは、マキタのサイクロンアタッチメントを掃除機のホースに取り付けて使っています。

【ステープルが綺麗に抜けない場合】
ステープルには、「J」と「F」という規格があります。
「J」は日本やアメリカ製の製品に使われることが多く、ステープルの針が太いのが特徴です。
「F」という規格は中国製の製品やヨーロッパ諸国に多く使われているステープルです。
このステープルの規格が「F」で、中国製の製品に使われているものは綺麗に抜けず針が途中で折れてしまい、木の中に残ってしまうことが多々あります。
ステープルの原材料が安価な粗悪品のためです。
皮肉にもこのようなところにも値段の違いが出てくるのですね。。

このような場合は、四隅のステープルだけ抜いて、あとは抜かずに上から新しいレザーを張ってしまう方法もありますし、ステイプルを抜いて、途中で折れてしまったステープルは写真のようにトンカチとポンチ(釘締め)を使用して、埋め込んでしまいましょう。

ステープルを綺麗に抜くと、このようにフレームの木の表面がささくれ立っています。
このままにして新しいレザーを張ると、仕上がりが綺麗ではないのと、手に刺さったりと危険なため、やすりで綺麗にならします。

ラベンダーヒルでは、電動サンダーを使用しています。
これがあると作業がスピーディーになり、仕上がりもとても綺麗です。

【蝶番部分のフレームについて】
アースライト社のマッサージベッドのフレームの一部は、合板で出来ています。

蝶番の部分のみ、写真のように無垢材を使用しているケースが多いのですが、年式によっては稀に蝶番の部分も合板を使っているものがあります。
マッサージベッドは人が乗った時に真ん中の蝶番に一番体重の負荷がかかるため、この部分が合板だと、残念ながらほぼ割れています。
(写真上面が蝶番を取り付ける無垢材、右の縦になっている部分が合板のフレーム部分です)

写真のように合板が割れてしまっていた場合には、木工用の2液になっているパテを使用して隙間を埋めて接着すると良いでしょう。
パテで埋めて、クランプで固定し、1日以上置いてしっかりと木割れを補修します。

写真のように木工用のボンドで接着することも出来ますが、接着強度がより高い、二液体タイプになっている硬化後はねじ込みも可能なパテが断然お勧めです。

2液のパテはこちらがお勧めです!

【マットのウレタンフォームがフレームから剥がれてしまっている場合】
このような場合は、強力両面テープで補修します。

♪自分でできる!マッサージベッドの張替え♪⑤【洗浄・縫製編】へ続きます!

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