アースライト社製マッサージベッド NEWスピリットのマット張替・修理 事例 (1)

2014年1月

都内でスエディッシュマッサージスクールを経営されていらっしゃる当社のお得意様のS様よりのご依頼で、2006年にアメリカ・カリフォルニアのアースライト社の本社工場で製造されたNew Spirit2台の張替修理を行いました。

【張替・修理前のベッドの様子】



マッサージテーブルのマット表面に貼られてるNS(ナチュラルソフトPU)ビニールレザーが、
ご購入後6年ほどから劣化現象が発生し始め、最初の頃は、フィットシーツを掛けて使用すれば、
特に問題がないとのことでそのままお使いいただいていたとのことですが、購入から7年半が過ぎ、
広げて、折りたたむ度に、PUビニールレザーから剥がれ落ちるコーティングされたビニール部分は、
ボロボロと落ちてきて、掃除がとても大変になったので、もう我慢できない!何とかしてください・・
とのことで張替となりました。

マッサージベッドを部屋の中や室外で移動するときに持つ、取っ手のハンドル部分は、
セラピストさんの手の汗がつき易く、一番最初に劣化(加水分解)現象が出てくる場所です。

トリートメントベッドの上に横たわる人がお顔を載せるクレセントヘッドレストクッションは、
ベッドのハンドル部分の次に、加水分解の劣化現象が、顕著に表れてくる場所です。

ヘッドレストのクッションの上に、タオルを載せていても、顔を載せている人が顔を動かしたりすると、
タオルが動いて、汗や、ファンデーション、口紅などがついてしまい、そういった汚れを落とそうと、
エタノール(アルコール)等でゴシゴシ拭いていまったりすると、1年ほどで劣化が始まってしまいます。

ハンドル、ヘッドレストクッションのみならずマッサージテーブル全体に劣化が広がってしまいました。



お客様から張替修理するスピリットをお預かりして、1週間ほどで張替作業が完了し、修理をしていただいた千葉の職人さんから、修理後のNewスピリットが送られてきました!

【張替修理完了後のアースライト社製Newスピリット

張替に使用した材料のPUビニールレザーはアースライト社のアメリカ本社工場から送ってもらった
張替前と同じNS(Natural Soft)、PUの色はミスティックブルーです。

アースライト社では、以前のものと同じNSという呼び名で読んでいますが、元のPU素材が変更になっており、
肌触りが若干変わりました。
写真の通り、経年使用で若干へたっていたウレタンのスポンジ部分(写真左上)をのぞき、新品のように生まれ変わりました!
広げると写真の通りです。

アースライト社製のビニールレザー生地の張地を使用する場合は、ヘッドレストのクッションはメーカーのアースライト社が別売のアクセサリーとして販売しているため、張替修理は承れません。

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