アースライトのマッサージベッドNEWスピリットとアバロンのマット張替・修理事例(5)ヘッドレストクッションも張替作成しました
2014年 10月
愛知県のセラピストのU様より、2006年の2月と3月にアメリカのアースライト社の本社工場で製造された、Newスピリットと旧モデルのアバロン、2台のマッサージベッドの張替えのご依頼をいただきました。 張替えに使用したPUレザーは、アースライト社が素材として使用している中国製のPUレザーよりも耐久性の高いよりしなやかな感触の日本製の非塩ビのPUレザーを使用しました。 色は、張替前のバニラクリーム色と同じようなクリーム色を使用しました。
【張替え修理前のアバロンの画像】
マット全体にビニールの劣化があり、ヘッドレストのクッションもヨレヨレになっています。
やはり、折り畳み時に手で持つハンドル部分は劣化が酷い様子です。
マットの下側と角の部分にはビニールレザーに切れが入ってしまっています
【張替え修理後】
張替後のアバロンを正面から撮影した画像。
アバロンはスピリットで使用されている3層の3インチ(約7.5㎝)の厚さのウレタンのスポンジとは違い、昔は2インチ(約5.5.cm)の2層のスポンジが使用されていたこともあり、マットの端の部分にスポンジの寄れがみられましたが、張替時によれているスポンジを可能な限り戻して張替をしました。
レイキプレートは、現在の中国製造のアバロンXDパッケージでは使われていない、古いデザインのものです。
張替後のアバロンのマットの裏側を撮影した画像です。
中央の蝶番(ヒンジ)が、現行の一枚のピアノヒンジとは違って、2枚の蝶番が使用されています。
メーカーの素材の仕様変更の歴史を実感しますね。
張替え終了したアバロンの全景です。
マットの張替と一緒にヘッドレストクッションも同じ日本製のPUレザーで作成しました。
【張替え修理前(左)と修理後(右)のスピリットの画像】
同じ向きから撮影してみました。 上のアバロンと同じ時期に製造されたマッサージベッドですが、スピリットは3層のスポンジでかつアバロンのものよりグレードの高いものが使用されていますのでへたりがほとんどありませんでした。
【こちらが張替え後のヘッドレストクッションの画像】
マッサージベッドと一緒にクッションやプラグなどのアクセサリー類も一緒に張替えすると、材料のビニールの調達や張替の手間が短縮できるので、新品を購入するよりもお安く張替えることが可能です。
今回は、スピリットとアバロンの2台まとめての張替のご依頼でしたが、張替修理にかかった日数は2台で一週間ほどで済みました。
また、修理のご依頼をいただきましたお客様には、愛知県から東京の当社まで2台まとめてマッサージベッドをお送りいただきましたが、ヤマト運輸のヤマト便のご利用で送料は2台一緒で2,000円ちょっとで済んだとのことでした。 当社まで修理のご依頼品をお送りいただく場合には、ヤマト便のご利用が一番お安いように思います。